HITSUJI FX ACADEMY
プロトレーダー直伝 FX成功の黄金法則
はじめに:このガイドについて
HITSUJI FX Academyの特別読者であるあなたに、心から感謝申し上げます。
このガイドは、当サイトの読者の方への特別教材です。一般公開されていない実践的なトレード手法やプラットフォーム活用テクニック、そして長期的に勝ち続けるためのマインドセットを凝縮しています。FXを始めるにあたり必要であると考えられる情報を最低限詰め込みましたが、文字数は15,000文字を超えてしまいました。これでもまだまだ一部ではあるのですが、どの情報も初心者の方から上級者の方までどなたにとっても一読の価値があり、正直10万円の有料教材よりもずっと価値のあるモノであると信じています。私はもちろん無料で提供しますが、当ガイドで学んだことを実践するには以下のいずれかの取引所であなたのトレードスタイルに合う方を選んでいただくとよいでしょう。
「羊のように冷静に、狼のように鋭く」—これがHITSUJI FX Academyのモットーです。このガイドを通じて、感情に左右されない冷静な判断力と、チャンスを逃さない鋭い洞察力を身につけていただければ幸いです。
それでは、プロトレーダーへの道を一緒に歩みましょう。
目次
- FX成功の黄金三原則
- 冷静な市場分析
- 緻密なリスク管理
- 一貫した取引システム
- プロが実践する3つの高勝率トレード戦略
- マルチタイムフレーム分析戦略
- ブレイクアウト・プルバック戦略
- サポート・レジスタンス戦略
- XM・Vantage FX徹底活用ガイド
- 最強のプラットフォーム設定法
- ボーナスを最大化するテクニック
- プロが使う隠れた機能
- メンタル強化:心理的バイアスを克服する方法
- 感情を排除したトレード手法
- 損失からの立ち直り方
- 長期的に勝ち続ける思考法
- トレード日記テンプレートと分析方法
- 効果的なトレード記録の付け方
- 自己分析のためのチェックポイント
- PDCAサイクルの実践法
第1章:FX成功の黄金三原則
冷静な市場分析
プロトレーダーは、常に感情を排除し、データに基づいた冷静な分析を行います。これが「羊のように冷静に」という当アカデミーの理念の第一歩です。
実践テクニック:トップダウン分析法
- マクロ環境分析
- 世界経済の動向
- 中央銀行の金融政策
- 地政学的リスク
- テクニカル分析の階層化
- 週足:主要トレンド判断
- 日足:トレード方向決定
- 4時間足:エントリータイミング特定
- 1時間足以下:微調整とエントリー
- マーケットセンチメント指標の活用
- COTレポート
- ポジショニング指標
- 投機筋ポジション分析

プロの秘訣: 異なる分析手法が一致した時にのみトレードを行う。テクニカル分析、ファンダメンタル分析、センチメント分析の三位一体が揃った時がベストタイミングである。
緻密なリスク管理
FXで長期的に成功するトレーダーは、利益を最大化するよりも、損失を最小化することに焦点を当てています。
実践テクニック:3-2-1リスク管理メソッド
- 3% ルール
- 1回のトレードで口座資金の3%以上を絶対にリスクにさらさない
- 例:資金100万円の場合、最大リスクは3万円まで
- 2:1のリスクリワード比率
- 最低でも2:1のリスクリワード比率を確保
- 例:3万円のリスクを取る場合、最低6万円の利益目標を設定
- 1日の損失上限
- 1日の最大損失額を口座資金の5%に制限
- 例:資金100万円の場合、1日の損失が5万円に達したら取引を中止

プロの秘訣: 損切りは迷わず実行し、利確は時に忍耐強く待つ。多くの初心者トレーダーはこの真逆のことをやってしまう。
一貫した取引システム
市場状況に応じて頻繁に戦略を変えるのではなく、一貫した取引システムを構築し、それを忠実に実行することが成功への鍵です。
実践テクニック:システムトレード構築の5ステップ
- 明確なルール設定
- エントリー条件(3つ以上の確認ポイント)
- イグジット条件(利確・損切り両方)
- ポジションサイジングの計算方法
- 取引環境の明確化
- 取引する時間帯
- 取引する通貨ペア
- 使用するタイムフレーム
- バックテスト
- 最低200回以上のトレードをシミュレーション
- 期待値の計算(平均利益 × 勝率 - 平均損失 × 負率)
- ドローダウン(最大損失)の確認
- デモトレード
- 実際の市場で最低100回のデモトレード
- バックテスト結果との比較
- 感情的要素の影響確認
- 実践と検証
- 少額から開始
- 結果の定期的な検証
- 微調整(大幅な変更は避ける)

プロの秘訣: 勝率よりも期待値を重視する。60%の勝率でも、1回の大損失ですべてを失うシステムより、40%の勝率でも長期的に資金が増えるシステムの方が優れている。
第2章:プロが実践する3つの高勝率トレード戦略
マルチタイムフレーム分析戦略
異なる時間軸のチャートを組み合わせることで、より正確な相場分析とエントリーポイントの特定が可能になります。
実践テクニック:3-2-1 MTF分析法
- 高次のタイムフレーム(トレンド判断)
- 日足または週足でトレンド方向を確認
- 主要なサポート・レジスタンスレベルを特定
- 長期移動平均線(200SMA)の方向を確認
- 中間のタイムフレーム(エントリー判断)
- 4時間足または1時間足でトレンド内の調整を特定
- MACD、RSIなどのインジケーターで勢いを確認
- フィボナッチリトレースメントでエントリーレベルを特定
- 低次のタイムフレーム(エントリー微調整)
- 15分足または5分足で正確なエントリーポイントを特定
- プライスアクションの変化を観察
- 短期のサポート/レジスタンスレベルを活用
EUR/USD実践例

上の図は、EUR/USDの実際のマルチタイムフレーム分析例です。
- 日足チャートで上昇トレンドを確認
- 4時間足で38.2%フィボナッチリトレースメントへの調整を確認
- 15分足でプライスアクションのリバーサルサインを確認してエントリー
この手法により、リスク20pipsに対して60pipsの利益(1:3のリスクリワード比)を獲得しました。
プロの秘訣: 常に高次のタイムフレームの方向性を優先する。低次のタイムフレームでのシグナルが高次のタイムフレームの方向性と一致した場合のみトレードを実行する。
ブレイクアウト・プルバック戦略
市場が重要なレベルを突破した後の戻りを捉える、プロトレーダーが好んで使用する戦略です。
実践テクニック:高確率ブレイクアウト・プルバック法
- 重要レベルの特定
- 心理的節目(1.1000、1.1500など)
- 長期間のレンジ境界
- トレンドライン・チャネルライン
- ブレイクアウトの確認
- 価格の明確な突破(偽のブレイクアウトを避けるためにクローズ価格を重視)
- ボリュームの増加
- 複数の連続した力強いローソク足
- プルバックの捕捉
- 突破したレベルへの戻り(旧レジスタンスが新サポートに)
- 61.8%または50%フィボナッチリトレースメントレベル
- プライスアクションの反転サイン(ピンバー、エンゴルフィングなど)
- リスク管理
- ストップロスはプルバック前の直近の安値/高値の向こう側
- 利確目標は最低でもリスクの2倍
- 部分利確を実施(50%のポジションをリスクと同等の利益で決済)
USD/JPY実践例

上の図は、USD/JPYの実際のブレイクアウト・プルバック戦略の適用例です。
- 145.00の重要心理レベルをブレイク
- その後、145.00にプルバック
- ピンバーの形成を確認してロングエントリー
- 3つの利確目標を設定(146.00、147.00、148.00)
プロの秘訣: すべてのブレイクアウトがプルバックするわけではない。非常に強いトレンドの場合、プルバックは浅いかまったく発生しないこともある。このような状況では、小さなポジションで早期にエントリーし、プルバックが発生した場合に追加することを検討する。
サポート・レジスタンス戦略
市場における需給バランスの変化点を利用した、最も基本的かつ効果的な戦略の一つです。
実践テクニック:パワーゾーン・エントリー法
- 強力なサポート/レジスタンスの特定
- 複数回のテストで検証されたレベル
- 複数のタイムフレームで確認できるレベル
- 取引量の多い価格帯(市場プロファイルやヒートマップで確認)
- ゾーンとしての認識
- ピンポイントではなく、一定の範囲として捉える
- 典型的には10〜20pipsの幅を持つゾーン
- 過去の反応の強さによってゾーンの強度を評価
- 価格反応の確認
- ゾーンに到達した時の価格行動を観察
- 反発の兆候(ローソク足パターン、勢いの減速)
- 出来高の変化
- 精密なエントリー
- 小さなタイムフレーム(5分足、1分足)で反転確認
- リミットオーダーよりも確認後の成行注文を優先
- ストップロスはゾーンの反対側(+バッファー)に設定
GBP/USD実践例

上の図は、GBP/USDの実際のサポート・レジスタンス戦略の適用例です。
- 1.2650-1.2630の強力なサポートゾーンを特定
- 価格がこのゾーンに到達した際、15分足でダブルボトムパターンを形成
- 5分足でブルエンゴルフィングパターンを確認後にロングエントリー
- ストップロスはゾーン下部から15pips下に設定
- 利確目標は前回高値の1.2750
プロの秘訣: サポート/レジスタンスのレベルは、テストされるたびに弱くなる傾向がある。3回以上テストされたレベルはブレイクされる可能性が高まるため、特に警戒する必要がある。
第3章:XM・Vantage FX徹底活用ガイド
最強のプラットフォーム設定法
MT4/MT5を最適化することで、トレードの効率と精度を大幅に向上させることができます。
XM・Vantage FXでのMT5最適化設定
- チャート表示の最適化
- 色設定:目の疲れを軽減する暗めの背景色(#1E1E1E推奨)
- ローソク足色:上昇=緑(#00BB00)、下落=赤(#BB0000)
- グリッド線:薄いグレー(#323232)で設定
- フォント:Verdana 10ptで見やすさ確保
- テンプレートの作成
- トレード戦略ごとに専用テンプレートを作成
- よく使うインジケーター設定を保存
- 時間枠ごとのテンプレート区別(日足分析用、Hシステム用など)
- ワンクリック取引の設定
- 「ツール」→「オプション」→「取引」タブでワンクリック取引を有効化
- デフォルトロット数の設定(初期設定では小さく設定)
- リスク計算に基づいたロット数の自動計算(カスタムスクリプト使用)
- マルチタイムフレーム分析環境の構築
- 4分割画面の設定(日足、4時間足、1時間足、15分足)
- シンクロスクロール機能の有効化
- クロスヘアの同期表示
- カスタム指標の導入
- ボラティリティ測定用ATR(Average True Range)
- トレンド強度測定用ADX(Average Directional Index)
- オシレーター系(RSI、ストキャスティクス)
- カスタムサポートレジスタンス識別インジケーター
設定スクリーンショット

プロの秘訣: 重要な経済指標発表前にはMT5の自動更新を一時的に無効にすると、サーバー負荷の高い時間帯でも安定した動作が期待できる。
ボーナスを最大化するテクニック
XM・Vantage FXが提供するボーナスを最大限に活用するための戦略的アプローチです。
XMボーナス活用術
- 口座開設ボーナス(90ドル)の効果的使用
- リスクを取らない実践練習として活用
- 0.01ロットの超小額取引でシステムのテスト
- 利益が出たらそのまま実取引に移行
- 入金ボーナス(最大500ドル)の最適化
- ボーナス上限額(500ドル)を効率的に受け取るための入金方法
- 例:一度に500ドル入金するより、複数回に分けて入金する
- ボーナスの有効期限を意識した取引ボリュームの調整
- ロイヤルティプログラム(XMPポイント)の戦略的獲得
- ポイント付与条件の把握(取引量に応じて獲得)
- ボーナスとの併用で効率的にポイントを獲得
- ポイント交換のタイミング最適化

Vantage FXボーナス活用術
- キャッシュバックプログラムの最大化
- 取引ボリュームとキャッシュバック率の関係把握
- 最適な口座タイプの選択(ECN口座でのリベート)
- 効率的な出金タイミングの計画
- 入金ボーナスキャンペーンの活用
- 期間限定キャンペーンの把握と計画的な参加
- ボーナス条件とロック解除要件の戦略的達成
- 複数口座を使った効率的なボーナス獲得
プロの秘訣: ボーナスを単なる「おまけ」と考えず、資金管理の一部として戦略的に組み込むことで、リスク管理能力が向上する。例えば、実資金とボーナスの比率に応じてポジションサイズを調整するなど。
プロが使う隠れた機能
多くのトレーダーが見落としがちな、XM・Vantage FXプラットフォームの高度な機能の活用法です。
MT4/MT5隠れ機能活用術
- 高度な注文タイプ
- OCO(One-Cancels-the-Other)注文の設定方法
- トレーリングストップの最適化設定
- 時間指定注文の活用(経済指標発表時など)
- マーケットプロファイル分析
- 時間帯ごとの価格分布を表示するプロファイル機能
- 取引量の多い価格帯(フェアバリュー)の特定
- 需給バランスの視覚化による重要レベルの把握
- カスタムタイムフレーム
- 標準外のタイムフレーム(2時間足、8時間足など)の設定
- 特定の時間帯のみを表示する期間設定
- 複数セッションの重ね合わせ表示
- アラート機能の高度活用
- 価格アラートと条件アラートの組み合わせ
- メール・プッシュ通知の設定
- アラートの自動トレード連動(条件付き注文)
- 戦略テスター活用術
- 複数通貨ペア・複数パラメーターの一括バックテスト
- モンテカルロシミュレーションによるシステム安定性評価
- 最適化結果の視覚化とパラメーター感度分析
戦略テスター活用例

プロの秘訣: MT5のストラテジーテスターでバックテストする際は、「実際のティック」オプションを選択することで、より現実に近いシミュレーション結果が得られる。特にスキャルピングやデイトレード戦略のテストで重要。
第4章:メンタル強化:心理的バイアスを克服する方法
感情を排除したトレード手法
感情は成功トレーダーの最大の敵です。システマチックなアプローチで感情の影響を最小限に抑えましょう。
実践テクニック:感情排除の3つの柱
- 取引前の感情チェック
- 取引開始前の5分間メンタルチェックリスト
- トレードジャーナルに現在の心理状態を記録
- 感情スコア(1-10)で自己評価
- 取引プランの文書化
- 各トレードの事前計画書作成
- エントリー条件、ストップロス、利確目標の明文化
- 想定シナリオとコンティンジェンシープランの準備
- 機械的実行のための仕組み化
- 事前に設定したルールの厳格な遵守
- 取引中の判断変更を禁止する自己契約
- 自動化可能な部分はEAやスクリプトで自動化
感情排除チェックリスト例

□ 今日の身体的コンディションは良好か(睡眠、体調)
□ 心理的に安定しているか(ストレス、気分)
□ 前回の取引結果に感情的に影響されていないか
□ 今日の市場環境は自分の戦略に適しているか
□ リスク許容量は適切に設定されているか
□ 必要以上に取引したいという衝動はないか
□ すべてのシナリオ(良い結果/悪い結果)を受け入れる準備ができているか
プロの秘訣: 大きな損失や連敗の後は、一旦デモ口座に戻るか、ポジションサイズを通常の25%程度まで減らして取引する。メンタルの回復と自信の再構築が最優先。
損失からの立ち直り方
すべてのトレーダーは損失を経験します。違いは、その後どう対応するかにあります。
実践テクニック:RISE回復システム
- 認識(Recognize)
- 損失の事実と感情を認識
- 感情を抑え込まずに解放(書き出す、話す)
- 自己批判と市場への怒りを手放す
- 分析(Investigate)
- 客観的な取引レビュー
- システム上の問題か実行ミスかを区別
- パターン(同じミスの繰り返し)の特定
- 戦略(Strategize)
- 具体的な改善点の特定
- 行動計画の作成
- 必要に応じてシステムの微調整
- 実行(Execute)
- 小さなポジションサイズから再開
- 自信回復のための小さな勝利を積み重ねる
- 新しい習慣とルーティンの確立

大損失からの回復例:実話ベースのケーススタディ
あるトレーダーAさんは、重要な経済指標発表時に適切なリスク管理を怠り、口座資金の30%を一度に失いました。その後、RISE回復システムを実践した結果、3ヶ月後には損失を取り戻すだけでなく、より規律あるトレーダーへと成長しました。
具体的な行動:
- 1週間のトレード休止期間を設け、感情を整理
- トレード日記を詳細に分析し、過度なリスクテイクのパターンを特定
- 経済指標発表時の取引ルールを明確に再定義
- 口座資金の1%以下のリスクから再スタート
- 毎日の取引前に5分間の瞑想を取り入れ
プロの秘訣: 損失を「授業料」と考える心構えが重要。高額な授業料を払った分、その教訓をしっかり学び取ることで、将来的にはその何倍もの価値となって返ってくる。
長期的に勝ち続ける思考法
短期的な結果ではなく、長期的な期待値にフォーカスする思考法が、持続的な成功への鍵です。
実践テクニック:プロセス重視の思考フレームワーク
- 結果とプロセスの分離
- 短期的な結果(勝ち負け)よりもプロセスの質を評価
- 「良いトレード」の定義を利益の有無ではなく正しい判断と実行に置き換え
- 100トレード単位での成績評価
- 確率思考の習得
- 各トレードを確率ゲームの1回の試行として捉える
- 「エッジ」(統計的優位性)の概念を理解し実践
- サンプル数の重要性を認識
- 長期的視点の養成
- 日次・週次の結果にとらわれない
- 月間・四半期・年間の進捗管理
- 複利効果を意識した資金成長計画
- 持続可能なライフスタイルの構築
- トレードと私生活のバランス維持
- 精神的・身体的健康の優先
- 生涯の職業としてのトレーダー像の構築
プロトレーダーの思考法比較表
アマチュアの思考 | プロフェッショナルの思考 |
---|---|
「次のトレードで儲けたい」 | 「次のトレードで正しいプロセスを実践したい」 |
1回のトレード結果に一喜一憂 | 100回のトレード単位で成績を評価 |
勝率にこだわる | 期待値(平均利益×勝率)にこだわる |
短期的な利益最大化を目指す | 資金の安定成長と長期存続を目指す |
トレードで感情的になる | トレードをビジネスとして冷静に運営する |
プロの秘訣: 「トレードで勝つことに集中するのではなく、負けないことに集中する」という思考法が長期的な成功をもたらす。つまり、短期的な勝利よりも、大きな損失を避けることに重点を置くことで、結果的に資金曲線は右肩上がりになる。
第5章:トレード日記テンプレートと分析方法
効果的なトレード記録の付け方
トレード日記は単なる記録ではなく、継続的な改善のための最も強力なツールです。
実践テクニック:HITSUJIトレード日記システム
- 基本情報の記録
- 日付・時間
- 通貨ペア
- 取引方向(買い/売り)
- ポジションサイズ
- エントリー価格
- ストップロス価格
- 利確目標価格
- 実際のイグジット価格
- 損益(金額とpips)
- 取引前分析の記録
- 使用した戦略・セットアップの種類
- エントリー理由(3つ以上の根拠)
- 市場環境の分析
- リスクリワード比
- 取引前の心理状態(1-10のスコア)
- 取引後分析の記録
- 結果の評価(単なる勝ち負けではなく実行の質)
- 予想通りに進まなかった点
- 改善点
- 感情的反応と対処法
- 学んだ教訓
- 視覚的記録
- エントリー前のチャートスクリーンショット
- エントリーポイントとストップロス/利確レベルを示したチャート
- 決済後の結果を示すチャート
- 複数のタイムフレームでの分析画像

HITSUJI式トレード日記テンプレート
【基本情報】
日付:__________ 時間:__________
通貨ペア:__________ 方向:Buy / Sell
ロット数:__________ リスク額:__________
エントリー価格:__________ ストップロス:__________
利確目標1:__________ 利確目標2:__________
実際の決済価格:__________ 損益:__________ pips / __________円
【取引前分析】
使用戦略:□ブレイクアウト・プルバック □サポート・レジスタンス □マルチタイムフレーム □その他(______)
市場環境:□トレンド(強/中/弱) □レンジ □不明確
時間帯:□東京 □ロンドン □NY □オーバーラップ
主要な指標発表:□あり(________) □なし
エントリー理由:
1. ______________________________
2. ______________________________
3. ______________________________
リスクリワード比:1 : _____
取引前の心理状態(1-10):_____ コメント:__________
【取引後分析】
結果:□計画通り □部分的に計画通り □計画外
想定通りだった点:______________________________
想定外だった点:______________________________
改善すべき点:______________________________
感情的反応:______________________________
教訓:______________________________
【スクリーンショット添付欄】
プロの秘訣: トレード日記は毎日レビューするだけでなく、週末にまとめて振り返ることで、より大きなパターンや傾向を把握できる。特に10トレードごとに総括し、次の10トレードでの具体的な改善点を設定すると効果的。
自己分析のためのチェックポイント
トレード記録を蓄積しただけでは意味がありません。定期的な分析と洞察の抽出が重要です。
実践テクニック:HITSUJI式トレードパフォーマンス分析
- 数値分析(毎週実施)
- 勝率(勝ちトレード数÷総トレード数)
- 平均利益と平均損失
- 期待値(平均利益×勝率)-(平均損失×負率)
- 最大ドローダウン(連続損失の最大額)
- シャープレシオ(リターンとリスクの効率性)
- 時間帯分析(毎月実施)
- 時間帯別の成績比較
- 曜日別の成績比較
- 経済指標発表前後のパフォーマンス
- 心理状態分析(毎月実施)
- 心理状態スコアとパフォーマンスの相関
- 連勝/連敗後のパフォーマンス変化
- オーバートレード(過剰取引)の発生パターン
- 戦略別分析(四半期ごと)
- 各トレード戦略の期待値比較
- 市場環境別の戦略パフォーマンス
- 通貨ペア別の戦略パフォーマンス
トレードパフォーマンス分析シート例

上の図は、10トレード単位でのパフォーマンス推移を示したグラフと、戦略別の期待値比較を示した表です。このような視覚的なデータ分析によって、自分のトレードの強みと弱みを客観的に把握できます。
プロの秘訣: パフォーマンス分析で最も重要なのは、勝率や利益額ではなく「期待値」の一貫性。勝率40%でも平均利益が平均損失の3倍なら、長期的には安定して利益を出せるシステムである。
PDCAサイクルの実践法
継続的な改善のためには、体系的なフィードバックループが不可欠です。
実践テクニック:トレーダーのためのPDCAサイクル
- Plan(計画)- 毎週月曜に実施
- 前週の分析に基づく具体的な改善目標設定
- 週間の取引計画策定(通貨ペア、戦略、リスク限度)
- 市場カレンダー確認と重要イベントの対応計画
- Do(実行)- 週間を通じて
- 計画に基づいた規律ある取引
- リアルタイムでのトレード記録
- 感情と行動の観察
- Check(評価)- 毎週金曜に実施
- 週間のパフォーマンス数値分析
- 計画との乖離点の特定
- 成功/失敗のパターン分析
- Act(改善)- 週末に実施
- 改善点の具体的な行動計画への落とし込み
- トレーディングプランの微調整
- 次週の重点項目の決定

週間PDCAワークシート例
【Plan(計画)】- ___月___日(月)
今週の市場見通し:______________________________
注目通貨ペア:□EUR/USD □USD/JPY □GBP/USD □その他(______)
使用する戦略:______________________________
週間取引上限:___回 リスク上限:資金の____%
特に改善したい点:______________________________
重要経済指標:______________________________
【Do(実行)】- 日々の記録
月曜日:トレード___回 収支:_____pips メモ:__________
火曜日:トレード___回 収支:_____pips メモ:__________
水曜日:トレード___回 収支:_____pips メモ:__________
木曜日:トレード___回 収支:_____pips メモ:__________
金曜日:トレード___回 収支:_____pips メモ:__________
【Check(評価)】- ___月___日(金)
週間成績:___勝___敗 合計:_____pips
計画通りだった点:______________________________
計画と異なった点:______________________________
気づいたパターン:______________________________
心理面での課題:______________________________
【Act(改善)】- 週末
具体的な改善策:
1. ______________________________
2. ______________________________
3. ______________________________
次週の重点項目:______________________________
調査・学習が必要な点:______________________________
プロの秘訣: PDCAサイクルを回す際は、一度に多くの改善点に取り組むのではなく、最も影響力の大きい1〜2点に絞って集中的に改善するのが効果的。小さな変化でも、それが核心的な部分であれば、全体のパフォーマンスに大きな影響を及ぼす。
おわりに:継続的な成長のために
このガイドで紹介した手法やテクニックは、単なる知識ではなく、実際に市場で成功するためのツールです。しかし、最も重要なのは継続的な実践と改善です。
FXトレードは短距離走ではなく、マラソンです。一時的な勝利よりも、長期的な持続可能性を重視しましょう。取引手法やリスク管理だけでなく、メンタル面の強化と自己分析の習慣化が、プロフェッショナルなトレーダーへの道を切り開きます。
当アカデミーの「羊のように冷静に、狼のように鋭く」という理念を胸に、感情に流されず冷静な分析と判断を行いながらも、機会を見逃さない鋭い洞察力を養ってください。
このガイドが、あなたのトレードジャーニーにおける貴重な道標となれば幸いです。
成功を心より祈っています。
HITSUJI FX Academy チーム一同
特別付録:緊急時の市場対応ガイド
急変動相場での対処法
時に市場は予想外の急変動を見せることがあります。そんな緊急時のための対応策を知っておくことは、資金を守るために不可欠です。
実践テクニック:マーケットショック対応プロトコル
- 急変動の初期兆候を察知する方法
- ボラティリティ指標の急上昇(ATRの拡大)
- 特定の値幅での取引量の急増
- 複数通貨ペアでの同時変動
- ポジション保有中の対応策
- 部分決済による露出リスクの削減
- ストップロスの緊急調整
- ヘッジポジションの検討
- 未ポジション時の機会活用法
- 逆張りエントリーの条件(オーバーシュート識別法)
- 順張りでのトレンド追随エントリー
- リスク管理の特別ルール(通常の半分のリスク)
- リスク回避行動
- 取引を一時停止する判断基準
- 市場が落ち着くまでの待機戦略
- 資金保全を最優先する意思決定のフレームワーク

プロの秘訣: 市場の急変動時には、トレードするかしないかの判断そのものが最も重要な判断となる。「行動しないこと」も立派な戦略的決断であることを理解し、時には市場の外に立つ勇気を持つこと。
重要経済指標発表時の戦略
経済指標の発表は、最も予測困難かつ機会に満ちた市場イベントです。適切な準備と戦略で臨みましょう。
実践テクニック:経済指標トレードの3つのアプローチ
- 発表前のポジション管理
- 発表30分前までにポジションを決済
- ストップロスを広げるか決済するかの判断基準
- リスクの一時的削減(ポジションサイズの半減)
- 発表直後のボラティリティ活用法
- 最初の急激な動きは無視(フェイクムーブの可能性)
- 発表後3-5分での方向性確認
- ブレイクアウト方向への乗り遅れない参入法
- 発表後の継続的トレンド活用法
- 指標発表の市場予想との乖離度合いの分析
- サプライズの度合いと予想される影響持続時間
- 複数の時間枠での確認による信頼性向上

プロの秘訣: 重要経済指標発表前には、両方向(上下)のエントリー注文を出しておき、明確な方向性が出た時点で反対側の注文をキャンセルする「ストラドル戦略」も効果的。ただし、スリッページのリスクを考慮して、通常よりもやや広めのストップロスを設定することを忘れずに。
謝辞
このガイドの内容は、10年以上のFXトレード経験と数百名のトレーダーへのコーチング経験に基づいています。しかし、市場環境や個人の状況によって最適な戦略は異なることを忘れないでください。このガイドは出発点であり、あなた自身の取引スタイルを発展させるための基盤として活用してください。
XM・Vantage FXでの取引を始める際には、まずデモ口座で十分に練習し、少額から実践に移ることをお勧めします。そして何より、継続的な学習と改善の姿勢を忘れないでください。
あなたのトレードの旅が、実りあるものになることを心から願っています。
HITSUJI FX Academy
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